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2010年05月31日(月)更新

金属と言ってもIROIROTO・・・

ピカピカ光っているものだけが金属である。

金属にその様なイメージを持たれている方が多くいらっしゃるはずである。

その考えは厳密に言うと合っているのですが、でも地肌が見えない場合はピカピカ光らない事もあるのです。

美術作品や工芸品には、あえてそういった光った表情を殺して光らせない表現方法をする事があります。

その代表格が青錆(青銅)色です。

銀メッキ レリーフ作品サンプル1

青錆色仕上げ レリーフサンプル1

同じデザイン、柄でも色が違うだけで作品の印象が違います。

何かの賞に使用する場合などもイメージが変わってきます。

どちらが「良い」と言う事ではありません。

ポイントはどちらも金属なのです。

本当はレリーフなど現物作品を生で見て頂くのが感覚的な違いを実感して頂けるのですが、写真でもこの様にだいぶ違います。

銀メッキ仕上げ レリーフサンプル2

青錆仕上げ レリーフサンプル2

中身(ベース)は同じ純銅製です。

途中までは同じ工程。

それを銀メッキのコーティングを施すか、それともブロンズメッキをして自然に(日光の下で)青錆をふかす(発生させる)か。

そういった最終段階の作業でこの様な違いを出します。

青錆(青銅)色の作品の特徴は、同じ柄なのに毎回違う表情になるということです。

自然に色を発生させるから全部違うのです。

青錆レリーフ 各種

この青錆作品も、WAXなどを表面に付けて最後に磨くと、ある程度光沢が出ます。

その具合も実はテクニックの一つです。

その作業でも、一つと同じにならない色合いに。

ただ、色の統一感や斑(むら)の調整などはできるだけ同じように。

99%に近づけてなるべく同じ風(ふう)に。

しかし、この100%ではない統一感の無さを、宜しくないとする企業様や団体様などもいらっしゃいます。

しかし、弊社の場合は他社と違いすべて自然に色を表現していますので、その違いを「味」として了解して頂いております。

同じ色の商品を造るのならば青錆色の塗料を塗る行為などは必要な事なのかもしれませんが、同じ作品(商品ではない)としては一つとして同じでは無い!

というより、そんなことは出来ないのです。

その様な姿勢(主義)の下、青錆色にもこだわって製造しております。

※青錆色の塗料で仕上げることなどは、表彰式の状況を加味して一部のブロンズ像作品ではあります。

自然の力で青錆、つまり青銅色を作り出す事は金属の光沢を殺すことでもあり、またより深い味のある金属の色を出すための表現方法なのです。

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