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2010年09月04日(土)更新

美術を商売にすること・・・

弊社の様な美術(芸術)業の従事者は、たまに葛藤がある。

本当に世の中で役に立っているのであろうか???と。

そこで、まずは、美術・芸術分野の商売全般について考えてみた。

衣食住に係る対象物では無いし、美術の仕事自体が、謎の商売と思われている。

つまり、どうやってビジネスが成り立っているのか、分かりにくいのである。

大きなおカネが動くのは名画のオークションなどに限られ、実際は決して儲からない業界である。

生活必需品やテクノロジーの商売ではないので、世の中では「稀」な商売と言える。

ここまでが業界、仕事としての見解。

次は、美術や芸術そのもの。

大きな話にはなるが、あくまでも私の見解である。

美術・芸術はなくても全然困らないし、生活は出来る。

でも「芸術は人生の必要無駄とある」と有名な彫刻家はおっしゃっている様に、人間生活においては実は重要な役目を負っている。

でも、本当に生活に必要かと言うと・・・やはり疑問符が付く。

つまり、究極の無駄な部分とも言える。

芸術と文化は兄弟の関係。

文化は国そのもの。

文化の種類、レベルで国が分けられる。

つまり文化意識が高い国、国民はやはり歴史があり、フラフラしていない。

オリジナリティーがあり、ユニークな国・国民。

それと共に国として発展も続けている。

宗教も芸術文化には欠かせない。

それでも、宗教などでは統制が効かない現代においては、芸術に興味がなくても生活は出来る。

ただし、全く美術や芸術が分からない、興味が無いと言った人でも、皆それぞれ美術には接しているのである。

日常生活で芸術や美術を感じているはずである。

「アート」などと言う便利な言葉の範疇では、例えば髪形や住まい、車選び。

男性ではスーツとネクタイの色や柄のバランス選び。

時計や靴、携帯電話一つをとっても、大なり小なり皆がそれぞれにこだわって選んでいる。

もちろん、ある程度の成熟した社会と生活レベルがなされているという事が前提ではあるが。

だがここまで例をあげられても、芸術・美術はやはり生活をする上ではあくまでも付属品である気がしている。

「必要」なのだが絶対にその場で「いる」ものではない。

反対に、だからこそ、長く続くものであり、太古の昔から人間の生活には欠かせないものなのであろう。

ギリシャやローマ、オスマントルコ、ルネッサンスなど、時代に差があれど、今見ても綺麗なものは綺麗であるし、造形物としての素晴らしさは変わらない。


話が全くまとまらないので、この辺で強制終了。

そういったものを扱っている弊社、そして私は美術業界の一員として少しでも誇りを持ちたい。

そう思った土曜日の朝である。

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