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2011年01月14日(金)更新

道具の美

様々なジャンルの職人達が実際に仕事で使う道具。

使い古された「」もあり、逆に手入れが行き渡っているからこその「」もそこにはある。

だから、骨董品としても色々な職人道具は人気があって、マニアには特に重宝されている。

私は知っています、道具好きを名乗る者が世界中に居られる事を。

世界の骨董市ではかなりの人気アイテムで、当然日本では見たこと無いデザインや、用途のわからない道具のオンパレード。

蚤の市では、どれもこれも欲しくて結局選びきれない事も。

そんな経験がなんどかありました。

「道具好き」
つまり私もその一人なのですが、それはたぶんそういった職人の世界に身を置いていたり、道具に囲まれてきたからだけでは無い。

なんと言っても、祖父や父のコレクションが影響していると思われる。

弊社の中にも道具はもちろんたくさんあります。

道具に興味があるお客様はたまに感動してくださるのだが、普段作業をしている我々からすると、何でこんなものが良いの?と。

下町の魅力に気がつかない、下町っ子と同じかもしれませんけれど・・・!?

見慣れてしまっている事、また実際に使用するための道具であり観賞用では無いので、当然そこにあるのが当たり前だと頭で認識しているから。

だから、なんとも思わないのでしょうね。

鋸

実は先週、思わず「おおおォ~」と声を出してしまった道具を会社の中で見つけました。

それがこの写真の鋸(のこぎり)です。

鋸 大きさ比較

丸太を切ったりするための鋸でしょうね。

ものすごい存在感で、圧倒されます。

鋸 丸太用?

形が素晴らしいだけでなく、色も質感も、それはそれはゾクゾクするような道具です。

父に聞いたところ、瀬戸内海の海辺近くの方から譲ってもらったノコギリらしいのです。

東京まで持ち帰る・・・父はかなりの古道具・骨董好きですが、ここまでするかと。


私がこの道具を触ったり、見たりしているのを、まるで自分が造った作品を褒めてもらったかのように父は眺め、誇らしげにしていました。

鋸の刃

そこには「」が確かにありました。

片手では持てないこの重さと大きさだけではなく、この柄の部分のナチュラルな風合いからも、男を感じさせてもらえます。

鋸の柄

実際に使いこまれた道具だからこそが主張してくるパワー。

鋸の存在感

写真ではたぶん伝わりませんけれど、

地面に置かれている、その存在だけで自分を演出できるというのは、まるでベテラン俳優の様です。

いつかそんな人間になりたいものです。

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