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2011年03月30日(水)更新

お悔み 佐藤忠良先生

日本の具象彫刻を代表する一人で、本物の彫刻家としてロダン美術館からも認められ、美術関係者ならば誰もが知る佐藤忠良(さとう・ちゅうりょう)先生が本日、老衰のためお亡くなりになったとの報告を受けました。


既に速報で、各新聞社やメディアでは取り上げられておりますが、具象彫刻家では日本で一番有名な先生でした。

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20110330-OYT1T00537.htm

朝日新聞
http://www.asahi.com/obituaries/update/0330/TKY201103300255.htm

Yahoo!ニュース
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110330-00000024-maip-soci 
 
 
マスコミの色々な賞、そして法人企業の賞、学会や協会の賞など、表彰記念品のその数もダントツ日本一です。

佐藤先生と弊社の関係はものすごく深く、先々代(祖父)の時からずっとお付き合いをさせて頂いておりました。

私も小さい頃から何度かアトリエに行かせて頂いておりました。

師匠をもたない彫刻家でもある弊社会長(父・山田朝彦)にとっては、仕事上はもちろん、芸術家としても心の師匠でありました。

会社としても大袈裟ではなく、今の日本金属工芸が存在しているのは佐藤先生がいらっしゃったから。

先生に勉強させて頂いたから、美術のセンスが磨かれ、技術が向上できた。

「美術記念品は日本金属工芸で!」と先生に言って頂ける様になったから、他のお客様の信用が出来て今があると。

そう言っても全く過言ではありません。

というよりは、それが事実でしょう。

今から50年ほど前、祖父やその当時のアーティストと共に佐藤忠良先生は美術界で活躍されておりました。

先生の作品を表彰記念品として製作。

御指導を受け、数多くの記念品を生み出してきました。

そういったものは今でも継続して製作しております。




先程から電話やメールを通して、佐藤先生と取引があった事を知る弊社に対してもお悔やみをくださるお客様がいらっしゃいます。

このブログを通しても、そういったお気持ちに御礼申し上げます。

また、そのお気持ちを必ず御遺族の皆様にも伝えておきます。



社員一同、御冥福をお祈り致します。

佐藤忠良先生、長い間本当にありがとうございました。





先生と弊社は