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2014年01月17日(金)更新

年の初めに電鋳(でんちゅう)の解説

いつもブログを読んで頂きありがとうございます。
日本金属工芸の山田です。
 
今日は年の初めなので、弊社の主力鋳造方法である電鋳について少し解説を。


 


 その昔、ある有名な彫刻家の先生は「レリーフは電鋳で」と言っていました。
 
電鋳(でんちゅう)とは???

電気鋳造、通称 電鋳(でんちゅう)とは何かと言うと、小さな水槽に溶液(銅の場合は硫酸銅溶液を使う)が入っています。

電気を通す金属の棒があり、それぞれそこに一つは+プラスの極を、もう一つを-マイナスの極をつないだ状態にしておきます。

+プラスの極に銅の塊を。

それが電流を流すことによってイオンとなって-マイナス極につないである型のほうに「めっき」されます。

この作業に時間をかければかけるほど銅が型に厚くつき、そして重くなります。

つまり雪の様にめっきが積み重なっていくのです。
 
そして、想定の厚みになったところで電気を止めます。
 
そしてそれを引き上げ、型から製品を剥がす。
文字にするとこんな感じでしょうか。

特徴としては、溶けた金属を型に流して成形する鋳物と呼ばれる鋳造方法と違って、ほぼミクロの違いしか出ないくらい精工に、忠実に、原型を金属に置き換える事が出来るという事です。

基本的には半立体までのものなので、立体向きではありません。
 

普通アクセサリー類は20時間程度続けて電気鋳造します。

レリーフの場合はサイズなどにもよりますが1日半から長いものでは3日以上「めっき」をかけることもあります。

これらの工程は人の目や手でつけるのではなく、電気の眼とは言いませんが、電流の強弱や液の濃度、水槽内の温度などを随時チェックしながら行うのでものすごく大変な作業となります。

手間がかかるのですが、その代わり、大変精密なめっき・レリーフが出来上がります。
 
つまり上でも述べましたが、めっきを厚くかけ、それを成形して剥がしたものが電鋳作品です。
 
まとめると、
 
めっきは製品をカバーしてはがれないようにする作業で、電鋳は型に厚くついためっき層部分をはがしたものが製品になるのです。

表彰楯や記念盾などはこの電気鋳造で造られる事が大変多いのです。
 
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