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2010年03月31日(水)更新

TM研究所 その後…3

明日から新年度。
お陰さまでこの3月と4月をまたぐ、つまり新年度(平成22年)扱いと旧年度(平成21年)扱いのそれぞれの仕事を、今年もたくさん頂いております。
「感謝」「感謝」の一言に尽きます。
プレートを製作する時や、メダルに文字を彫刻する際にはこんがらがらない様に特にその部分は注意しないといけません。


さて、3月2日のテストマーケティング(TM)研究所について。

その後2の続きです。

粘土原型に石膏を掛けた状態で約半日放置しました。
(実際は数時間で固まります)

念の為、ちゃんと固まったのを確認して「亀」の甲羅をつかんで、さかさまにするようにひっくり返していきます。

そうするとこんな感じです。

石膏裏返し


そしてここからが大変です。

たい焼きの金型の様に引っ掛からない、つまり抜け勾配の状態で原型を作るのが基本なのですが、まあ、一応口では現場で説明しましたが全員が理解されていたわけでなく。

(ちょっと原型造りの時に説明しただけなので、今回は問題ありませんでしたので大丈夫です。)

ねっとりした粘土が石膏型(凹型)に入り込んで、こびり付いてしまっているのでそれを傷つけないように取っていきます。

石膏の掃除 粘土編

結構まとまって取れるのですが、でも表面には残ってしまいますので、時間を掛けて一個づつ丁寧に。

はがされた粘土

技術的な話なのですが、その後の加工でこれをしないと問題が出ます。

表面に電気が流れなくなるので、生命線と云えます。

石膏凹型 もうちょっとできれいに

だいたい取れてきました。

9名分の石膏凹型

9名すべての凹型です。

ほとんど綺麗になってきましたので、後は神経を集中して最終クリーニングを。


その後4に続く・・・

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2010年03月27日(土)更新

腕時計文字盤作品展・・・ at 天賞堂

昨晩は、銀座天賞堂で『若手漆芸家による腕時計文字盤作品展』のオープニングレセプションと表彰式がありました。

このイベントは天賞堂の創業130周年記念事業です。

展覧会のタイトルは「新たな時を刻み始めた日本の美と技」という魅力的なキャッチコピー。

腕時計文字盤作品展 授賞式

会場には多くの関係者、招待客、そして若手漆芸家の方や審査の先生方、スタッフであふれていました。

腕時計文字盤作品展 会場

今回、この表彰にあたっての表彰楯の製作を急遽依頼され、超特急で仕上げました。

始めてすぐに時間的な不可能を感じ始めたため、先日の三連休などは、ある社員は三日間とも出てきて作業をしてくれましたし、他の社員も夜遅くまで水場での作業をしてくれ。

その甲斐あって、順調に仕上げ作業が進みました。

でも結局、出来あがったのは当日の朝なんですけどね。

腕時計文字盤作品展用 レリーフ

本当にギリギリでしたが、なんとか表彰式に間に合わすことが出来、天賞堂さんの顔に泥を塗らなくて済んだ事に安堵いたしました。

この表彰楯は今回初めて使った原型で、また仕上げもスタイルも弊社の今までのものと比べるとすこし新しい表現方法です。

腕時計文字盤作品展用 表彰楯

タイトルの中に「時を刻む」というフレーズがあったので太陽を象徴するような、また時計盤の賞の為、丸い形のもので探していたところ、偶然にも全く金型に置き換えられていなかった石膏原型が見つかりまして。

天賞堂の担当の方々にもご意見を伺いながら、デザインの承諾を得て、スタートさせました。

レーザー彫刻などは、業者様に無理を聞いて頂きこちらも超超超特急で作業が完了しました。

本当に助かりました。

腕時計文字盤作品展 受賞者スピーチ

今回何より感動したのは、受賞者の方々が本当に嬉しそうに楯を受け取られる場面に立ち会えた事です。

重くずっしりとした楯を大事そうに抱え、刻まれている自分の名前の部分をまじまじと眺めていた事。

もちろん賞自体に重みがある事は知っていますけれど、でも副賞としてオリジナルの楯が添えられた事に我々は喜びを感じます。

腕時計文字盤作品展 受賞者

かなり頑張ったうちの社員にも見せてやりたかった光景でした。

天賞堂様、この様な機会を与えてくださりありがとうございました。

肝心の展覧会の様子ですが、それはそれは見事な時計盤の数々に圧倒されました。

コンペティション作品だけでなく、現代の名工とされる作家たちの作品も特別に展示されており、約100点が一堂に会しています。

出品者それぞれ全く違う方法で、わずか30㎜の小さな円盤の上で表現しているのでアートとしての見応えはかなりあります。

小さな作品ですが一個一個ゆっくり鑑賞して頂きたいです。

デザインの関係者、服飾・宝飾の関係者、または日本の伝統技術を愛している方。

もちろん時計に興味がある方には絶対にこの新しい世界を見に脚を運んで頂きたいです。

腕時計文字盤作品展ポスター

日本の美とは何か、漆とは何か、今日本が大事にしなければならない事は何か、外国人観光客に対しての日本の魅力の紹介の仕方など、色々なヒントが見えてくるはずです。

また、この様なものは絶対に今まで見たことないはずですから、ネタ欠乏症の皆さんにもお勧め致します。

何より、今年の正月1月2日に起きたあの事件で有名になり過ぎてしまった銀座天賞堂の中に入れますよ。(冗談です!)


以下、展覧会のインフォメーションです。

『若手漆芸家による腕時計文字盤作品展』

場所 銀座天賞堂 本店 B1F

期間 2010年3月30日(火)~4月12日(月)

主催 漆時計文字盤制作委員会・株式会社 天賞堂
後援 石川県


漆を文字盤に施した新しい天賞堂のオリジナルウォッチも発表されております。
こちらも是非、ご覧ください。

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2010年03月25日(木)更新

TM研究所 その後…2

3月2日のテストマーケティング研究所

参加して頂いた経営者会報ブロガーの皆様、事務局のW大さん達からの、

「おいおい、一体全体あの時造った原型はどうなっているんだい?山田さん。」

という、耳には届かないプレッシャーと期待をひしひしと感じております。

遅くなってしまって申し訳ございません。

仕事の忙しさと、定められた納期が無い事を理由にゆっくりと作業しております。

その後の報告をすぐにさせて頂きましたが、今日からちょっとずつその後の経過をお伝えします。

ちなみに現在、レリーフ作品の色の選定作業を行っております。
頑張って来週末までには発送したい!
そう思っております。
もうしばらくお待ちください。


TM研究所の次の日

皆様の作品一点一点を手直し(複雑すぎる部分もあるので)をし、部分的に修正を入れました。

粘土の原型を修正
いつもの様にスーツのまま作業をしてしまい・・・
汚れたのは言うまでもありません。


そして粘土が乾ききるのを防ぐために湿った布きれをかぶせておきます。

そしてすべての調整が終わり次第、急いで石膏で型をとり始めます。

石膏を水で溶かしました

液体状の石膏を指ではじくように粘土原型に吹き掛けていきます。
石膏吹き付け

息を吹きかけたり、筆でくぼみを押して空気を抜く様に慎重に石膏をムラなく塗っていきます。

石膏吹き掛け 筆作業


まんべんなく石膏を重ねていき、ある程度の厚みが出来たら様子を見て厚みを調節します。
石膏 ほぼカバー


だんだん型らしく厚みが出てきました。
この型取りを失敗してしまうと、もう成形はできません。
よって、空気が入らないことと、厚みをちゃんともたせる事に注意。
厚みを増してきた石膏


全員(9名)分の石膏掛けが終わりました。

石膏型

残った石膏で形を整えます。
最後に整形

そして一晩乾かします。


その3に続く・・・

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2010年03月24日(水)更新

突然だと焦ります…

今日の夕方、秋葉原の辺りを運転していた時の事。

信号待ちをしていたですが、突然、前の車の屋根の一部が回転しました。

「えっ! 何っ ??????????!!!!!!」


その時私は、唇をちょうどベーシストがベースを弾いているように(指弾き)
「バァバァバァバァバ ボボボボボボ」
と意味のない一人遊びをしていたのです。

普段娘とそうやって遊んでいるので、ほんとに無意識に指が口元に。

そんな時に突然、屋根から赤い玉が出現して。


そうです。

その前の車は覆面パトカーだったのです。

覆面パトのおもちゃ画像

思わず、
「えっ、俺か。」
「携帯を掛けていると間違わられたのか?!」

そんな事を一瞬にして思い、ドキドキが始まりました。

すると運転席の窓が開いて、腕が出てきました。

そして、何やらマイクで話しています。

私も窓をあけ、顔を出して様子をうかがうと・・・。

どうやら対向車を制止して、右折かUターンをしたい為の行動だったようです。

対向車側も渋滞していたので全く身動きがとれず、サイレンも鳴り出しました。

そして、隣の車線に入ったところで私は前に進む事になり。

その後は分かりません。

とにかく、覆面パトカーが目の前にいたという経験がなかったので(当たり前?!)びっくりしてしまいました。

色はシルバーでしたが、車種などは覚えておりません。

こういうドキドキは本当に心臓に悪いです。

鮮明に覚えているのは、

「バァバァバァバァバボボボボボ」と唇を指弾きしていた事、ただそれだけです。

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2010年03月23日(火)更新

この馬は何で出来ている…

アメリカのスタンフォード大学の敷地内に美術館があります。

さすがアメリカの超一流大学!

タイガーウッズが学んでいた(練習していた)ゴルフ場も敷地内にありますけど。

その美術館にはロダン美術館に匹敵するんでは無いかと思われる位のロダン作品があります。

そしてその他にもさまざまなジャンルのコレクションを持っています。

なかでも気になった作品がこれ。

スタンフォード作品2

一瞬、何で出来ているのか分からなかったのですが…。

皆さん、分かりますか?

スタンフォード作品 1

スタンフォード作品 馬

スタンフォード馬 部品?

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