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2010年06月07日(月)更新

こんな仕事もあります・・・

新しいものを製造・鋳造するだけでは無く、修理やメンテナンスを頼まれる事もあります。

大抵は弊社で造ったものでは無く、海外製だったり、またいつの時代か分からないものも。

そんなものの一部をご紹介。

まずは神社の灯籠のクリーンアップ。

灯籠 クリーンアップ

雨ざらしになっていて所々朽ちていたり、青錆が汚らしく出ておりました。

それを丁寧に洗浄し、ちょっとした魔法をかけて、ほぼ製作当時の戦後間もなくの姿に。

もちろん古いネジや金具は新規に拵えます。

灯籠

ただここまで新しくしてしまうと、どうかな。。。。???

趣が無くなってしまい、歴史が感じられない気がするのですが・・・。

というのが正直な感想なのですが、お客さまが望まれている事をしないといけませんので。

灯籠 修理と洗浄

神社と言えば狛犬のメンテナンスが一年に一度くらいお声がかかります。

だいたいが石の台に固定されているものなので、ほとんど現場でしかメンテナンスが出来ないのが現状です。

そうなると、だいたい作業する事が出来ず。

当然火も使いますし、薬品も使いますので。


そして、先日コロンビアの方が持ち込まれたのがこれ。

バリのオイルランプ?

インドネシア・バリの物らしく、ご友人の方に見せてもらった際に下の部分を支えている両端の軸が折れてしまったらしく。

その友人は一週間後に海外に戻られるとの事で知り合いを通じて急遽来社されました。

社内で修理の方法をかなり話し合い、うちの若い職人(技術はNo.1)が自信をもって挑みました。

バリ 修理品

火を使うと金属が柔らかくなり、フニャフニャになってしまったり穴があいてしまったり。

そうならない為に細心の注意を払い。

そして工法も練った甲斐あって、それはそれは見事にどうにかこうにか接合出来ました。

バリ島 オイルランプ?

問題はそこからもありました。

接合部分は金属の跡(修理痕)が残り、でも周りはアンティークそのものなのです。

この味わいを無くしてしまう事は絶対にダメです。

でも実はこのアンティーク風にする事は弊社は得意中の得意。

バリ島 修理品

余計な部分は手を付けず、その修理したポイントだけをお化粧。

しかも青錆でしたので、ノウハウは完璧。

完成品を写真には載せられないのですが、

云われても気付かない程にカモフラージュを。

お客様は出来栄えに大変喜んでおりました。

そんな縁で、偶然訪ねてこられたそのコロンビアの方(ガラス工芸家・造形作家)とは意気投合し、明日は彼の展覧会に行くことに。

青山のおしゃれなバーの様です。

今後は弊社の技術を使ってアクセサリーなどのお手伝いもするかもしれません。

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