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2012年01月27日(金)更新
バカを演じるているのか バカなのか
ここ最近、テレビ局にまた行く機会が多くなってきました。
3年ほど前までは在京のテレビ局数社に、お仕事で呼ばれたり納品に伺ったりと。
でも最近は納品発送したり、仲介だけで終わることが多かったのですが。
5年前にお仕事させて頂いたのは、某有名お笑い番組の特番。
当時は何度も打ち合わせに伺い、通常番組のリハーサルの間や、会議と会議の間などに進行状況を確認しに。
テレビ局なので当然なのですが、エレベーターや廊下の控室で当時人気があったお笑いタレントさんとすれ違ったりもします。
真面目な表情で笑顔もなく、廊下で下を向きながら言葉を殺して練習していたり。
スタッフさんとのやり取りを聞いていると、「ザ・仕事」と言える段取りなど、まさに真剣そのもの。
「くだらない・・・。」
とは決して言えない世界なのです。
そう言えば、今朝の楽天イーグルスの田中将大投手とタレントの里田まいさんの結婚の話題で、思い出したこと。
お笑いタレントと言えば、馬鹿なふりをわざとしたり、音痴を演じてみる人もいますよね。
それによって、番組で使われる人材になったり、注目を浴びることができるからであるのかもしれません。
頭が良いのか馬鹿なのか、上手いのか下手なのか、どちらかに振り分けられた方が出演できる番組が多くなってきているのが原因かも知れません。
基本的に、ダメな人を見ることによって人は安心しますし、おかしな人を「この人アホだな」と笑いたいと思うものなのでしょう。
そんな心理を突いた手法でお笑いの立場を築いている人気者。
本当の馬鹿では段取りや流れなど理解できなく演じきれませんし、ある程度賢くないと、馬鹿なこと言ったり、そのフリさえできません。
実は実際のビジネスでも、この手の仕法を使われている営業マンや経営者も結構いらっしゃるのです。
「能ある鷹は爪を隠す」ではありませんが、その分野や歴史などを知っていても黙って聞き、初めて知ったかのように振る舞って相手をのせ。
または、馬鹿なドジ話ばかりをわざとしたり、英語がペラペラでも「英語など話せない」と言って相手を持ち上げたり、自分を下げて気持ちよく仕事を進めていかれている方など。
聞き上手で話し上手な方ほど、この技を持っている様な気がします。
今朝の結婚のニュースでそんな事を思ったのでした。
どうぞお幸せに。
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