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表彰・表彰記念品とは・・・

投稿日時:2009/10/14(水) 18:41rss

弊社が目指す表彰、望む表彰記念品とは・・・というお話。

表彰と言うものはさしあげる方も、また頂いた方も、できるだけどちらも満足する物を選ぶべきではないかという事です。
それは当然でしょう。
でも、この関係が成立していない事が多いのが現状です。
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表彰記念品として美術という物を取り扱っている業者と致しまして、表彰と美術品を取り持つ事で、より華やかなもの、付加価値のあるものにしていきたいとつねづね思っております。

現代においては時計やブランド品、文具などを贈呈する事も、もちろん表彰記念品としては良く見られる光景です。
しかし、太古の昔から続く栄誉・功労・評価の証としてのメダルや表彰楯・盾などは本来お金の価値には変えられない物だったはずです。

しかし、残念ながらこの数十年は、社会はすべて物事をお金の価値で計ろうとする傾向にあります。
なんでも鑑定団がいい例です。(※番組を否定しているわけではありません)
幾らの物だから価値があり、または名前が有名な商品だから将来価値が出て喜ばしい、など。
実は美術品自体が表彰というもの以前にそういった境遇の中にあります。
はたして、こういった目的で美術品や工芸品を表彰に、そして記念品に利用する意味があるのでしょうか。
「ある。」という声が多く聞こえてきそうです。
iryoukentikufukushi
しかし、こんな時代だからこそ私の考えを述べておきます。
そうしないと、表彰記念品業界はよくカタログやインターネットで見つけられる、例のあのトロフィーやカップだけになってしまうからです。
もちろん、あの世界があるからこそ弊社が際立つと云えばそれまでなのですが、それにしても「アート」や「デザイン」を謳っている割には、どうだかなァ・・・というレベルのものが氾濫しているので。

近頃は省庁が行うものから民間の行事まで、もちろんすべてとは言えませんが、表彰として本当に形式上の記念であり、予算内ならばどんな記念品でも構わなくなってきています。
heiseikiso

記念品を選ぶ方も自分が貰う物ではないので簡単に決めてしまっているのが現状です。人から集めたお金で人の為に使う状況では確かに仕方がないとも言えます。
でも、これは悲しむべき事です。
たしかに予算に合った表彰を企画し選定する場合は、このような判断になってしまうのかもしれません。
それに、自分の意見だけでも決められず、また逆にたくさんの意見を聞いていたらもっと決まらない。
既製品なら値段もすぐにわかり、カタログショッピングの感覚で簡単に決められるという利点があるのかもしれません。
しかし、適材適物とでも言いましょうか、授与する方がすこし努力をすれば、必ずその分だけでもその表彰記念品を喜んで大事に思って頂けるはずなのです。
keyholder

それには当然「オリジナル」という言葉がキーワードになります。
授賞式などがある場合には、華やかな演出と共に見栄えの良い表彰記念品が必要ですし、何より付加価値が付いた記念品をもらう事で、その授賞に対する重さが感じられるはずです。

では、企業の優秀社員表彰や社長賞などの時はどうでしょうか。

勤続記念や功労表彰などの企業の表彰事業でも最近では表彰状に金一封だけ、という形をとりお金だけで済まされる傾向にあるのが現状です。
osaragiup

長い目で見てよく考えてみてください。
お金は貰ったら嬉しいですが後には何も形としては残りません。
家にそのお金を持って帰っても喜ぶのは一瞬です。
すぐに一ヵ月、一年後には忘れられてしまいます。
これならば、まだブランド品の時計やバッグなどを記念品の代わりとして使用する方がずっとましです。
これらは実用的ですし、愛用すれば立派な表彰記念品となります。

しかしこのような物も、その時代に合った物でなければ基本的に使用できませんし、箪笥や引き出しの中にしまわれてしまうのがオチです。
hatosanwa

これが上で述べた様な付加価値のついた、または美術品として大事に保管したり飾って見栄えがする記念品であったならばどうでしょうか。
父親や母親が一生懸命働いていた証にもなりますし、半永久に家族の誇りとなることでしょう。
いつの日か孫がそれを見た時には、一生懸命働いて立派な人だった先人達のことを、尊敬に値する祖先として確認する事さえ出来るのです。

こういったことからも、たかが記念品、されど記念品という事が言えるのではないでしょうか。

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