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古典和楽器と表彰・・・

投稿日時:2009/11/09(月) 19:14rss

昨年の話ですが、整理していたら尺八奏者の方の名刺が出てきた。

その方とはかなり前にお会いした事があり、その時に名刺交換を。

演奏中はとても気難しそうに思われたが、お話しをさせていただくと口調も優しく、とても素敵な演奏家で、お子さんのお話を楽しそうにされていたのを覚えている。
syakuhachi

一昨日ある番組を見ていたら、尺八の演奏があったので、その方が出ていないかなあ~?とチェックしました。

出ていませんでした。

歌舞伎に招待された時や、お能や舞台を見る場面で和楽器を聞く機会がたまにあるといつも思う。

「それにしても日本の古典和楽器は素晴らしい!」

ここ数年本当にそう思うのである。

大人になればなるほど感じられるのはなぜか。

子どもの時食べられなかったアンコなど、和菓子がすこし好きになって来ているのと共通している現象なのか???

和楽器と言うと普通の人は何を思い浮かべるのでしょうか。

と云うよりも、現在ほとんどの人は和楽器を聞く機会さえなくなってしまっていますよね。

音楽にしてみれば間違いなく西洋音楽、西洋楽器の知識を持った方が多いはずです。

和洋問わず、どの楽器にしろ音色はそれぞれに個性があり素晴らしいのですが。

しかしアナログである和楽器の何ともいえない響きは、このご時世には特に癒しとして効く。

尺八を聴くと日本の田舎の風景を思い出させ、鼓などは体のどこかに響く。

どこかに・・なんとなく・・ポン♪ポン♪と。

男らしいといって良いのか分からない太鼓の迫力、琴の凛とした音色も、日本家屋や文化を連想させる。

天然素材を生かしたものが多いという点でも日本の自然、簡素な独特なスタイルを味わえる。

久しぶりに生の和楽器が聞きたくなった。

昨年も思ったのですが、和楽器をモチーフにしたレリーフやブロンズ像などは、ありそうでないかもしれない。

これまで何万という型を扱ってきた弊社では、過去に必ずあったであろう。

探してみようと思う。そう言い続けてまだ見つかっていない。

日本の伝統芸能を鑑賞するには和楽器は欠かせないが、日本の工芸品、美術品を眺める時にもその音色を聞きながらだと、なお、その良さが増す事がある気がする。

しかし残念ながら、和風のデザインのレリーフや彫金額などの注文や、新規のデザイン起こしは風前の灯火である。

つまり、日本の表彰シーンからいつなくなってもおかしくない状態である。

yabusame

現在急ピッチ作業を進めているこのプロ野球関係の表彰も、予算の関係でもう今年が最後になるかも・・・。

yabusame2

さしメッキの技や彫金のすごさ、日本柄の素晴らしさを後世に残すためにも、ここ数年赤字覚悟で提供してきたのです。

続けたいのですが、でも、それでもやはり商売です。
そろそろあきらめる時期かと…。

まあ、もとから他の表彰記念品に比べて高級品ですし、こういうご時世は予算あっての事ですから。

でもなんだか引っかかります。

こういう彫金額というのは、昔はたくさんあったそうです。

実際、たくさんの彫金師がいて、そして弊社にも型がいくつかあります。

版権の関係で今は使用できませんが、サンプルとしていくつか残っています。

でも、私が働き出した時には既にこの1種類だけが年に一度定期的に出る商品となっていました。

外国人に対しては売れる柄なので、将来は売る対象が変わってしまう事でしょう。

予算的な問題じゃ無いとしても日本人に見放されていることは確かです。

なんだか悲しいです。

芸術分野というのは繋がっていますから、和楽器もそうならないように注意しないといけないでしょう。

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